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安藤 吉彦 『アンドウハンドペインテッドルアーズ』 [102:1/18-1/20]

昨日までやっていた、A.H.P.L.(アンドウハンドペインテッドルアーズ)の紹介です。



とにかくユニークで、ルアーの常識を覆すような作品ばかりが並んでいます。
釣りをしない私でも、造形を見ているだけで楽しくなってしまいます。

この辺の包帯シリーズは人気があるそうです。
ちなみに勿論、ルアーとして使用できます。やはり普通のルアーよりも釣れにくいものが多いそうですが、こういう楽しいルアーでゆっくりと釣りをするのが楽しいのだとか。安藤さんは魚が捕れるとルアーも入れて写真をとり、逃がすそうです。

この個性的なルアーたち、そして来場者でぎゅうぎゅうの展示スペースを見ていると、釣りには色々な楽しみ方があるのだなと感じました。

安藤さん曰く「うちの目玉商品」であるうんちルアー。ヴィヴィッドなピンクがおちゃめです。

なんとこのルアー、釣り雑誌「トップ堂」の表紙も飾りました!
それにしても左上に書いてあるこの雑誌のコンセプト、「人にきびしく、魚にやさしい水面釣法探求雑誌」って!!こんな雑誌あるんですねえ。

なんとこのうんちくん、ラジコンも作っちゃったそうです。

安藤さんのルアーは、様々な雑誌に取り上げられています。
この特集では、安藤さんの制作現場の紹介が。
 「マジメにふざけている」という表現は安藤さんにぴったりだなと思いました。

遊び心のある、その上お洒落で個性的なカスタム釣り竿。こんなグリップ初めてみました。

展示会場の奥には、人形が・・・。私ずっと本物の人だと思ってたんですよ。スタッフシール着けてるし、手伝いに来た安藤さんの友人の寡黙な釣り人で、疲れて(もしくは酔って)角で寝ているのだと思っていて、彼の近くの作品は撮りづらいなと思っていたくらい。後で人形だと知った時は本当に驚きました。

作った目的は「面白いから。」
「普段は勤めてる釣り堀に置いてます。事務所でずっと寝てる人いるんですけど!とお客さんに言われることもあります」とのこと。

高い技術力で、真剣に「ふざけて」ます。


 こちらはルアーを作るための型。安藤さんの手先の器用さが光ります。


木彫りの魚たち。鱗やひれの細かさ、リアルさに思わず見入ってしまいます。本物みたいです。

完成度の高さ、ユニークでお洒落なセンス、どこを取ってもさすがとしか言いようがないのですが、最も注目すべき点は安藤さんかもとお話していて思ってしまいました。ご本人が、作品に劣らずとにかく面白いんです。

「義務になっちゃうと嫌で、好きなものを作りたいから注文は一切受けない」と安藤さん。作品を見ていて突き抜けた面白さが伝わってくるのは、そういう安藤さんの姿勢があってのことなんですね。

安藤さんのブログはこちら。
http://ameblo.jp/ahpl/

DF STAFF KOZUE