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Pico.Toy Exhibition.


PICO.さんの主催によって企画された今展示会

Pico.Toy Exhibition.

そう、今回のテーマは『おもちゃ』!!
テーマ名を聞いただけでも、カラフルな光景を想像してしまう。
今回も数十名のアーティストが集まりました!!




定期的にDFGで開催頂いております今企画。
ホームページで紹介されている参加作家数はなんと39名!!

そしてその多くの作家さん/作品を一室におさめるため、
企画・運営に携わるfrankenji.さんの
テクニックといいますかマネジメントといいますか、いやはや本当にすごい。




限られた空間の中に詰め込まれた数々の作品を見ると
この空間自体がおもちゃ箱になってしまったように思う。
引きのお写真でも、その賑わいが伝わるはず。






残念ながら6/29(sun)の会期終了日以降のご紹介となってしまった為、
普段より多くの作品をご紹介させて頂こうと思います。
ではでは、ご覧ください。


frankenji.
" ひとりぼっちの王様。"

おもちゃに囲まれた空間。
カラフルな積み木、ぬいぐるみで構成された城下町に身を置いて、
少年は街を統括する王様になることを夢想する。
一部、しなだれかかった人形の姿を見て思い出す。
そうだ、ひとりぼっちなんだ。


ひたり
" doll.1 " , " doll.2 "

きらめく描写には、なんと金箔とアルミ箔が使用されています。
印象的な背景の中に佇むうさぎと少女。
少女の佇まいはまるで、人形であろうとするようで。


ヒゾノミホ

別室にて個展を開催されておりましたヒゾノさん。
こちらの展示会にもご出展されていました。
個展の様子はコチラ


かわいみな
" おもちゃ部屋 明るい夜 "

おもちゃが持つイメージとしての明るさというものは
部屋の天井に釣り下がる電燈よりも明るく、
加えて見る者をハッピーな気分にもさせてくれる。


おとないちあき

おもちゃというモチーフは、個々の個性が強いことが特徴の一つ。
恐らく子ども達は、その個性の数々がおもちゃ箱に押し込まれたときにできあがる
光景を日々観察しているのだろうけど。
客観的に眺めれば、それはとても不思議な光景なのではないか。
このように。


古東
" 子ども部屋の
女の子のお話
積み木のお城の王子様 "
 
先程ご紹介したおとないさんの作品もそうですが、
正方形という形はポップに非現実を提供してくれる。

積み木という手のひらサイズのおもちゃと
少女の背丈が近しいことの面白さも忘れて
事の成り行きを注視してしまう。


トモロロ

 女の子だけでなく、男の子だって人形遊びはしたはず。
自分が人形になりきって。
人形を友達に見立てて。

何も言わず、私達の言う事をきいて
どんな愛情だって
純情に私達のそばに居てくれる。
作品から見えたのは、その愛しさの形。


ムラノ

リボンをつけたボーイッシュな女の子がよこたわるのは、
大小様々なおもちゃが散らばった広い空間。

描画された平面なおもちゃに混じって、
飛び出すコラージュが点在している。

飛行機の模型、折り紙の手裏剣等。
ふと男性である私が懐かしいと思うおもちゃを見つけて、
彼女のボーイッシュさになるほど。


ヤマシタ カリン

移動式のおもちゃ屋のオオカミのご主人。
顔が怖くて、子供とお話しているとよく誘拐と
勘違いされる可哀想なご主人。
おもちゃの修理もできる助手のテディは針の修行中。

キャプションより抜粋


shino
" おもちゃにしていたもの "

なにも、おもちゃは物ばかりを示すものではない。
遊ぶ行為によって、様々なものがおもちゃとなる。

その辺に落ちていた毛糸の紐だって、
「あや取り」によっておもちゃになる。

必要なのは楽しむこと。
作品を眺めて、そう自分に言い聞かす。


こうず
" 一夜サーカス "

楽しい時間はいつだって一瞬で過ぎ去ってしまう。

とても良い作品タイトルだと思う。
私達が生きる日常だって、
「一夜サーカス」の連続性の中なのかもしれないとか。

楽しさと過ぎた後に残る寂しさの両方が詰まった一枚。


まうら
" ぼくらのおひめさま "
(親衛隊の鉄壁のガード。)

お気づきだろうか、切り絵である。
ゴールドのフレーム/ハットの対比が美しい。

前衛は親衛隊による鉄壁ガード!
後衛は大きな熊さんによるフォローもあって完全防備。
その中央でぽっかり口を開けている少女を見て、
作品タイトルを眺めてはっとする。
「ぼくらの」なんだなってこと。

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参加作家様の情報は下記サイトでご覧頂けます。
気になった作家/作品がございましたら、併せてご覧ください。


(ぱんだ)