オリジナルキャラクターの祭典
『 キャラ展 』
この方を紹介せずには始まらない。
さんがっつ 『SUNGUTS EXPO』
WEST : 1-C にて開催中!!
今回の企画展『キャラ展』では、
さんがっつさんが制作されたソフビキャラクターが勢揃い!!
制作は2000年から始まり、現在では60種類を越える。
また、版権キャラクターのソフビも商品数にすれば150種類を越える。
ご自身もキャプションで語られていますが、
一人でよくぞここまで...と感嘆。
実は、全キャラクターを集めての展示会は今回が初めてなんだそうです。
" 本来はキャラクターの見た目だけから
何かを感じて欲しいと考えているのですが、
今回のみ恥を忍んで、こうしたキャプションにしてみました "
そう、写真でもチラッと見えますキャプション。
ここには制作秘話や歴史が、さんがっつさんによって語られているのです。
「キャラクター」に込める想いが
語れているのです。
「 うまこ 」 動物モチーフとして馬。ただの馬でも良かったのだが 「大迷惑」などのバンド=ユニコーンが好きなので 角を生やしてユニコーンにした。 ボディは制服第三弾のセーラー服。 制作:2013.2 |
日本のロックバンド「ユニコーン」から派生して
生まれて、うまこは生まれたのですね。
「今回のみ恥を忍んで」とお書きになってましたが、
同じく作り手の方であればこの気持ちわかりますよね。
単純に制作されたキャラクター以外の要素を持ち出して、
展示を成立させるということ。
しかし同時に「キャラ展」及び「キャラクター」に対しての
想いがより深い場所から湧き出ていることにも気付く。
左「 サンガッツ 」 ソフビ作品第一号。 ワンフェスに初めて出店する時に作った。 学生時代に出演したテレビ番組の中で 作ったヒーローで、着ぐるみもある。 その番組が3月放映だったことから、この名前がついた。 制作:2000.08 |
「 えいりやん C 」 頭部が気体のような宇宙人がいたら面白いなと思ってデザイン。 ある人からは、ビールのビルのオブジェ?と言われたが、 それは思ってなかった。 雲にも見えるのでCLOUDの「C」 制作:2009.05 |
まずはキャラクター自身を見つめてみる。
そこで初めて持ったキャラクターへの感想を
キャプションにぶつけてみる。
すると「あ、私も同じことを考えていた」とか
そこに、さんがっつさんが居なくても、ちょっとした
キャッチボールが出来てしまう。
(私もフラムドールかと思っちゃいました)
動く様が見たい、大変気になる。
「 ベタドロン 」 パチ怪獣の典型のひとつに「ドロドロしている」というのがあるので、 自分なりのドロドロ怪獣を作ろうとデザイン。 ジョイントを斜めにすることで、立ちポーズと泳ぎポーズがとれる。 制作:2007.02 |
大変ドロドロしております。
角の無い頭部と口の付き方がラフレシアを想像させる。
ゴミ等によって汚染された海や川から生まれた的な気がします。
彼の口に手を突っ込んだらピラニアのような細かく鋭い歯でがっちり噛まれて、
小刻みに喰われてしまう気がします。
そのつぶらな瞳を見つめながら、喰われる気がするのです。
と、ここで登場『サンガッツキャラクター総選挙!!!』
推したいキャラクターの台座にシールをぺたり。
私は縛られているあの子に投票しましたよ。
毎日、その選挙結果をチェックしています。
勝ち残って欲しいです。
そして会場ではさんがっつさんのソフビ、購入できます。
手のひらに乗る大きさの精巧なアートワーク。
是非、お部屋に1体、いかがですか?
(私の自宅でも玄関にさんがっつさんの作品飾ってます)
会場には写真とテキストで、ソフビ完成迄の道のりが紹介されているのですが。
デザイン→原型→シリコン型→…
最後(完成)の項目の最後に綴られた言葉
『 さぁ、みんなも人生を棒にふるつもりで、
オリジナル怪獣ソフビにチャレンジだ!! 』
この言葉が頭から離れません。
ポップなキャラクターの影、完成するまでの苦労が、
この明るい言葉の中にあるのだろう。
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さて、成形は工場に依頼をするけど、デザイン、原型製作、塗装作業など
仕上げ作業は作家が行うソフビはUrban Vinyl(アーバンバイナル)
というジャンルをアート界の中でも獲得しています。
子供向けのおもちゃ、というイメージが強いソフビ。
その魅力を伝えることで、違った面からだってソフビの魅力を感じて欲しい。
そんな想いがひしひしと伝わるから、
皆さん、さんがっつさん 個展 『 SUNGUTS EXPO 』
どうぞお越しください。
(ぱんだ)