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ゆとりガール 『あの娘の処女膜をBダッシュで貫く』 [1-F:12/12-12/15]

ゆとりガールさんの個展が始まりました。

前回の個展から七ヶ月程経っています。
前回の様子はこちら



 肉眼で見て欲しいのでブログには掲載しませんが、今回の目玉は入って突き当たりの壁に2点掲示された、50号の作品。
大きければ大きい程描くのは大変ですが、その分物質的/時間的厚みとなって私たちに迫って来ます。
大きい作品でも、小さめの作品と同じ密度・緊張感で細部までぎっしりと描き込まれているのに圧倒されます。

そして、小さめの作品もとにかく数が多いです。
しかも、ほとんど新作。
七ヶ月ちょっとでこの作品の量を描いたとなると、家でひたすら絵を描き続けている姿を想像してしまいます。



 作品展数や大きさのバージョンアップはありますが、カラフルポップのオブラートで毒を包み作風は変わりません!


 「みらくるふぁっきゅん」
まるっこい文字をぴんくで塗って、ぶりっ子しても言ってることは!!
失恋した女の子のむかついちゃってるけど、それでもガーリーさを失わない感じが、的確に表現されています。

 笑ってても泣いてても、口角が上がりっぱなしのキャラクター「ベロくま」
漫画の前半と後半における本音と建前のギャップ、そしてベロくまさんのポーカーフェイスの中に、作家「ゆとりガール」の姿がちらりと見え隠れしているように思います。

以前「ゲルニカ」のパロディー「ゲロニカ」という作品を発表していましたが、今回はこれ!!

こうして提示されると、薄暗いノルウェーの橋上における叫びも、日本の中学生の陰鬱な嘆きも、根っこにあるものは同じなのだと気がつかされます。
ムンクに合わせた色のセレクトや塗り方、質感に「俺、こんな引き出しも持ってるんだぜ」と力量を見せつけられたように思います。

今後も「世界の巨匠と俺(も巨匠)」シリーズが増えたら面白いなと感じました。


グッズの紹介です。
この季節に重宝しそうな大きめパーカー&なんでも入るざっくりトートバック

あいぴょんけぇす
左が先程言及した「ゲロニカ」です。

「めっちゃナウい」ゆとりガールバッジ
パッケージもかわいいです。

そして、今回のグッズでも特に目を引くのが「ベロくま缶バッジ」のがちゃがちゃ。
全7種+シークレット1種類。
どの柄が何%の割合で入っているかも書いてあります。
(ちゃんと計算してあるそうです!)

シークレットのデザインが気になるのですが、横には覗き見対策?のベロくまさんが!
かわいいやら悔しいやら・・・。

15日(月)までになりますので、お急ぎ下さい。
ゆとりガールさんは毎日来館予定です!

http://www.azusv.com/yutorigirl/
https://twitter.com/yutorigirl27

DF STAFF KOZUE