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日本女子大学写真部 『7月展』


日本女子大学写真部『7月展』
2017.7.1 - 2017.7.2
[EAST 302]


日本女子大学写真部による年に一度の学外展です。
今回は7月展ということもあって夏を感じさせる写真が多く目に留まりました。
瑞々しい感性によって撮られた作品をぜひご覧ください。




会場へ入ると壁面いっぱいに写真部員さんたちの作品が展示されています。
来場者の方は女性が多いような印象でしたが、男性ももちろん足を運んでほしいところですね。


こちらは野口秀実さんによる作品が並んでいます。
その色が印象的なチューリップ、ウォンバットやワラビーの赤ちゃん、どこか寂しさを感じさせる鴨の横顔。
純粋に可愛らしさが窺える写真や、当たり前の中にあって見過ごしがちな一瞬を写真という手段で見事に捉えています。女性らしい強さや優しい視線を感じます。


別の一面の和田瑞希さんの作品たち。
公園に置いていかれたように感じた自転車や波が近くまで来ているのにぎりぎり流されずに残っている海藻など、和田さんの視線がそのまま感じられて面白いですね♪
飛び立つほんの少し前の鳥の写真は「水泳のスタート前に似ている気がしました」とあって、やっぱりどこかコミカルな視線が思わず笑顔になってしまいますね^^


作品との間隔をうまく使って京都の趣ある雰囲気を上手に表現しているのは浅賀麻由佳さん。あえて作品の大きさを絞っているのでしょうか。間の取り方が上手いなと感じるディスプレイです。また写真から感じられる涼しさ厳かさが作品を追うごとに強く感じられて、やっぱり京都へ行きたい気持ちになってしまう自分がいました。


尾坂友里恵さんの作品の前に立つと旅の臨場感が感じられ、自分にも同じ場所の空気が感じられるかのようでした。旅行記のような写真なら誰でももっと他の作品も見てみたいと思うのではないでしょうか。撮った場所は日本だけでなく台湾も含まれるのですが、日本の色彩が強く感じられるからでしょうか、少し親近感も湧いたりする不思議さがありました。


須田清香さんによる作品はこちら。
路地裏の小ぢんまりとしたお店のショーウィンドゥに忘れられたように置かれたバッグやサンダル、楽しげな人々を木陰から見つめる鹿、、作品を鑑賞しているとそのものたちの凛々しさや孤高さを感じます。
様々なものが存在していることや存在していることの不思議さに向き合っているようにも感じられました。

前回の展示のように今回もそれぞれの個性、興味のあることがうまく写真で表現された展示会となりました♪また次回が楽しみですね^^

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【展示スペース:EAST 302】


DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun