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佐藤舞花&もりもりん 『佐藤舞花ともりもりん展』



佐藤舞花&もりもりん
『佐藤舞花ともりもりん展』
2018.1.23-2018.1.25
at WEST 2-B,C

多摩美術大学の佐藤舞花さん(@maikasato111)と武蔵野美術大学のもりもりんさん(@morimorin87)の二人展がWEST館2階の二つのスペースを使って開催中。

二人展といってもそれぞれの個展がそれぞれのスペースで行われているような感じで、作品展数も多く内容が濃い展示となっています!

もりもりん[2-B]





2-Bと2-Cの二部屋を使って行われている本展。
二人で二つの部屋を分けて使っており、2-Bはもりもりんさんの展示スペースとなっています。

入ってすぐ目に飛び込んで来るこのドリーミーポップ空間!
ハートマークやいちごなどのモチーフがギュギュッと詰め込まれ極彩色で表現されています。
海外へ旅行に行くと街がたくさんのグラフィティに彩られていて歩いているだけでも楽しいのですが、もりもりんさんの作品はそれに近い色彩感覚を感じます。




スペース左側の壁面に展示されている大作。
写真では伝わりにくいですが、実際に目の前にするとだいぶ迫力があります。

なにせフレームの中にはいくつもの顔が合って、視線を一挙に受けているような感覚がするのです。


佐藤舞花[2-C]



つづく隣の2-Cの佐藤舞花さんの作品。
前述のもりもりんさんとは方向性が異なりますが、こちらも濃ゆい展示空間となっています。

写真は入ってすぐの細密画。
犬の毛の柔らかさやツヤなどどこをとってもリアル。




雑然とした部屋を俯瞰で描いた作品。
ぱっと見た感じ「何を描いているんだろう」と逡巡してしまいますが、一つひとつ描かれたものを見ていくと全体像が浮かび上がって来る不思議な絵。はじめは現実感がないですが、眺めていくにつれ生活感が感じられるようになります。




佐藤さんはとても引き出しの多い方で、写真のような抽象的な作品もとても目を引かれます。ドリッピングを多用した表現方法は特に偶発的な要素が多いですが、だからこそその人自身が好む色、形などが見えてくるような気がしていつまででも眺めていられそう。


展示は明日1/25(木)が最終日。
お二人も在廊されているようなので、気になった方はぜひ足をお運び下さい。


【 展示スペース : WEST 2-B 】