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Childlife works


悩み事がない人なんて居るのでしょうか。

一過性のもの、継続するもの、忘れられないもの、忘れられるもの。
様々な形でやってくる悩み事と、人はどうやって向き合うべきなのでしょう。

ーー何にせよ、彼女たちにとって悩み事が
ひとつの大きなインスピレーション源になっていることは疑いようのない事実です。

『Childlife work』

チャイルドライフとチルドライフをかけたもので、
読み方はチルドライフワークスでございます。



今回はシロヤマカナさんがイラストレーション、
三島ヒロさんが立体を展示しています。



シロヤマカナさんの作品からは、
毒々しさの中にもキラキラした光のようなものが見てとれます。
モチーフとしてよく出てくるのは目。
この目は果たして誰の目線なのか・・・



その作風から、どういった経緯で描かれたものなのか気になってしまうのですが、
ご本人にお話を伺ったところそれは感じとってほしいと仰いました。

当然のことです。
何故なら言葉に出来ないことを絵にしているのですから、
そこに説明をつけるという方が嘘でしょう。


幼少期に誰もがつけたことがあるであろう絵日記。
これは、過去の悩み事などを思い返しながら制作したそうです。


“受話器をふんわり手で包みながら笑顔で「ごめんね」と言った。
本当はごめんなんて少しも思わなかった。”

淡白な文体が悲しさを物語っているようです。


そして、三島ヒロさんの作品がこの大きな植物。
中心部には人の顔らしきものが・・・。

三島ヒロさんは筒が好きなんだそうで、
この数年間、筒を集めていたそうです。

それを再度何かに使えないかということで制作したのが今回のこの作品。
圧倒的存在感です。


後ろから見てみて下さいと言われ、
後ろにまわってみると光が木漏れ日のようにもれていてちょっと幻想的でした。

お二人とも本当に仲が良く、素敵な方なのです。
今後の活躍にも期待が高まります。



--- けんや ---