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なちゅらる展


四人の作家によるグループ展

なちゅらる展

公開期間 / 2013.6.15 - 2013.6.21
WEST : 1-C




四人の作品は控えめな主張をする。
壁にかけられて、
棚に置かれて。

参加者は以下の四名
松田 早絵さん/前田 好美さん
田幸 美由紀さん/田中 麻寿香さん

一部ご紹介致します。


田幸 美由紀さん


" 雲の世界 "

計五枚の「雲」の絵が横並びに飾られており、
中でも最も大きい作品がこちら「雲の世界」

油彩で描かれた五枚の「雲」
雲の隙間に生まれる大気の流れと溜まりが筆で描かれている。

中でも4枚目の「雲」
私たちの遥か上空にある、雲と雲の間にあるおだやかな空間。
風などわずかにも吹いていないであろうその景色。
ここではご紹介しませんが、是非ご覧頂きたい。



" 秘匿の肉 "

松田 早絵さん

彩り鮮やかなこの肉は、何の肉だろう。
又は、誰の目に映る肉なのだろう。

秘匿の肉」という題が、何度も私の頭をよぎり、
高級な食肉なのか?
それとも怪しい肉なのか?
答えが絶えずぐらついてしまう。

ただ、美味しそうだなと思う。
商品名の空欄は、それでも頭から離れないけど。



" 樹 "

田中 麻寿香さん

写真は作品の一部。
地面に根を生やす、というよりも、
地面の上に立ち、自立しているようにも伺える。

その形、その表皮の状態は
言葉の通じないはずの私たちにそれまでの出来事を語ってくれる。
言葉数は決して多くはないけど。



" あれー? "

前田 好美さん

引き締まった肉付きの男女
その背丈はほぼ大差ない、恐らくまだ幼いのであろう。

まだ陰毛がはえていない男の子は
まだ乳房も発達していない女の子に
興味津々である。

性差、異なる構造。
興味の次の段階、興奮や羞恥を感じるまで、
もう時間はないと思う。

でもまだ今は「あれー?」だから
微笑ましい光景。

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6月21日 までの公開となります。

(ぱんだ)