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odangos’ 『odangos’展』 [1-F:11/25-12/1]

予備校が一緒で、今は美大に在学中の一年生である三人が、初めてのグループ展を開催しています。



島村悠理さん
島村さんはテキスタイルデザインを勉強しています。こちらは手染め・手織りの作品。
「インドなどのアジアの植物」をイメージして作ったそうです。色合いが鮮やかです。
また、絵画も二点展示しています。
「今後、テキスタイルに活かせたら」という観点で実験もしつつ描いている絵があり、島村さんの探究心が伺えました。



竹山美紀さん
油画を専攻している竹山さんの作品です。
一枚目の渋谷の夜景を描いた作品のタイトルは『楽しかったから』
独特の構図が目を引きます。
例えば友達と久々に会って、積もる話もあって楽しくて、時間が過ぎるのがあっという間で、別れ際に余韻に浸りつつ見上げた空なのかな、などと想像してしまいます。ビルの上のぽっかり空いた夜空と、たった6文字のタイトルで伝わってくる「楽しかった」余韻が、巧いなあと思いました。



岩上満里奈さん
工芸科で勉強中の岩上さんは、今回七宝焼の作品を展示しています。
伝統の上に彼女の独自の表現力が加わり、とても美しい作品となっています。額の選び方や並べ方も均整が取れていて、空間の中で作品が際立っています。岩上さんの中だけではなく、すでに作品の中に「他者に観られる」意識が表れています。
作品に隙がないので、「同じ様な作品をもっとたくさんみてみたい」と思うと共に、人に見られる意識を越えたところで、ただ思うままに作ってみたものもいつか見てみたいとさえ思ってしまいました。

これからが楽しみな三人です。

DF STAFF KOZUE