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Nid Pb


長岡造形大学OB4名による「Nid Pb」(ニッドピービー)をご紹介いたします。 
4名による絵の展示会は非常に面白い。

ここまでふり幅が広い展示会も珍しいのではないでしょうか。

今回出展されているのは以下の4名です。
坂田 和穂
鈴木 明日翔
西片 信也
穂刈 稚子

トップ画像に使わせて頂いたのは西片 信也さんの立体作品。
ご覧の通り、とてつもない存在感です。



入ってすぐに目に入ってくるのはこのド派手な絵画作品。
西片 信也さんの作品です。

原色をこれでもかと言わんばかりに使い、エネルギーに満ち溢れた作品を制作されています。


そのどれもが一度見ると忘れることは出来ないクオリティ。
モノクロ作品も展示されていますが、その派手さは健在です。

勿論販売もされています。
気になった方は是非この機会をお見逃しなく。


続いては、坂田 和穂さんの作品。
ヒトの苦悩を描いているのでしょうか。ドロドロ、バッキバキの作風が強い存在感を放っています。


タイトルは「せけん」
スーツに身を纏ったサラリーマンがムンクの「叫び」の如く叫んでいます。
どことなく構図も似ているようです。

奥には枯れた木、池には顔、木にも顔。
社会に不安を抱える現代人を象徴するような快作ではないでしょうか。



続いて、がらっと雰囲気が変わって鈴木 明日翔さんの作品。
透き通るような青が印象的ですね。

世界を広く感じられるような構図が魅力的で、作品そのもの以上の空間を感じられます。


このまま挿絵として使いたくなるような魅力を持ち合わせています。
写真中央の絵は「暮らし」。


穂刈 稚子さんの作品です。
優しいタッチと色合いが印象的です。

描かれているそれは、日本人の心に宿るノスタルジー。
右に見える大きな絵の題名は「空想のための習作」とあります。


飾り過ぎない空想はどこか現実を帯びています。
部屋の片隅に飾って、まったりと眺めていたくなる作品ですね。



非常に見応えのある「Nid Pb」は明日11/29までの展示です。
是非ご覧ください。



chida