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いさあきえーと 『愛の一針』 2016.12.2 - 2016.12.8

いさあきえーと 『愛の一針』
 @WEST 2-B
2016.12.2  -  2016.12.8


医療、欠損、グロテスク、エロティック
これらの要素が絡み合って生み出されるいさあきえーとさんのイラスト。

軽々しい気持ちで臨むモチーフではないからこそ、強い愛を持って描く
彼女の初個展をご紹介します。



ショッキングなモチーフを題材に作品制作をするいさあきえーとさん。
これらテーマでの作品は4年程前から始められたそうです。


もともとゲーム会社に勤めていた彼女は、現在とはまったく違うスタイルの
作品を制作していました。


指示通りのキャラクター制作が求められ、自身の思いとは別で
日々こなされる作業の中、あるとき絵を描くことが辛くなってしまったそうです。


その時に自分の好きなものなんだったろうと、原点に立ち返ったときに
現在の作風が出来あがりました。








猟奇さと傷みの中に、耽美的で繊細な表現が混在し美しさへと昇華されている
いさあきさんの作品。そこには視覚的なグロテスクさとは反して上品ささえも感じる
独特な世界観が創りあげられています。


ご実家が病院ということ、自身も病気を経験していたことから
「医療」「身体」というものが常に身近にあった彼女だからこそ、表現できた
作風なのではないでしょうか。

精巧に忠実に描かれる医療器具にも注目ですよ!


作品の内容から活動に関して暗いイメージ持たれることも多いそう。
しかし彼女自身はからだの欠損というものに美しさを感じるとのことで、
自分の萌えるもの、医療器具や美少年などと組み合わせ、常に作品に愛情を持って
描いています。
「愛の一針」というタイトルにも、そんな想いが込められています。



過去の作品や、完成作の第一工程である手書きのイラストなど貴重な原画集も
ご覧いただけますよ!
上記写真は現在の作風になる前に描いてたいものの一部です。


物販販売もありますが、R-18指定となっておりますのでご注意ください。


展示は12/8(木)まで。いさあきえーとさんの世界を堪能できる空間となっています!
ご本人も在廊されていますので色々とお話することもできますよ。
ぜひご来場ください。


【使用スペース:WEST 2-B 】

DF STAFF ASUKA