『#filmisnotdead』出展作品紹介 EAST101「G」〜「I」、「O」〜「S」ブース編


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#filmisnotdead -Film Photography Exhibition-
2018.04.29(日)〜 05.05 (土) 1週間

DESIGN FESTA GALLERY EAST 101/artpiece
全24組
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4/29(日)〜5/5(土)の1週間開催中のフィルム写真の企画展『#filmisnotdead』。
こちらのブログでは出展作家22組中、スペース「O」〜「S」、「G」〜「I」ブース
8組の展示作品を紹介いたします。


「G」ブース:佐藤 翔『来週の一昨日の16日前から、おなじゆめをみつずけている』
複雑な時系列が組み込まれたタイトルはそれだけで見るものの目を引きます。
展示コンセプト

別の何かの記憶が紛れ込む。

白濁した視界を手ですくうと…
細かい泡が弾けて透明な世界に戻った。

太陽の輝きだけが変わらない。
白黒のフィルム写真は何の変哲もない風景写真でありながら、なぜかどこかで見た
ような、どこか懐かしいような、そんな感覚にさせます。詩的で哲学的な彼の
コンセプトに思いを馳せながらご覧いただきたい内容です。
モノクロでシンプルな写真ながら、それぞれに詩がつきそうなくらい、写真がひとつ
ひとつが語りかけてくるような作品。丁寧にじっくりご覧いただくことをおすすめします。






「H」ブース:加藤 翠

ハーフカメラで撮影しているという加藤さん。
何気ない日常をコマの連続として、切り取っているそう。
均等に並べられるフィルム写真たちは、流れるように過ぎていく毎日の日常を
具現化させたかのよう。似たような日もあれば劇的なことが起こる日もある。感覚的には短い日も長い日もあれど、どれも同じ1日。容量は変わらない。そんな私たちの生きる「日々」についてつい考えさせられる作品でした。




「I」ブース:井坂 隼 『out of frame』
EU脱退という大きな決断を世界に発表した当時のイギリスの人々や街を撮影した
写真を展示している井坂さん。
英国人たちの様子を捉えた白黒写真は、余計な情報が排除され、どこか報道写真のようなリアルさを持っています。一見無機質に見える白と黒が映し出す映像が、英国という国の持つ性質や本質、また彼が見つめる英国の姿がダイレクトに伝わってくるようでもあります。

フレームなどのように決められた形式や作られた概念の中ではなく、その外で、普遍的な日常を送る人々の姿を見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。



「O」ブース:シティポップガールズ


近日公開予定!

<メンバー>
藤原 流歌
Instagram@fujilucs

FUMINA
Instagram@mynameisfumina

kalminrot
Instagram@kalminrot


「P」ブース:photodn.net


写真やカメラ関係の活動に携わる方々が、ソーシャルネットワークを通じたコミュニティで知り合い、そのメンバーで構成されたこちらの展示。11名それぞれが「大好きなもの」をテーマに各々1枚の作品を展示されています。
誰しも好きなものは複数あるはずですが、そこをあえて1つに絞るという作業は以外に
大変なのではないでしょうか。
その分、それぞれの写真にはそれだけの強い思いも込められているように思います。

 街角などでよくありそうなこの風景、いままさにパパの背中に乗る!という瞬間が
よく表現された写真ですよね。微笑ましいこの写真、個人的に気に入ってしまったので
ご紹介。
スペースではそれぞれの作家さんのサイトやSNS情報も掲示されていますので、
ご来館の際はぜひチェックしてみてください。



「Q」・「R」ブース:黒澤 怜慈・ちいさいおじさん 『なえ。』

2人でひとつの展示を行なっている黒澤さんとちいさいおじさん。
バンド仲間だという彼らが映し出すのはひとりの女性を主軸に紡がれていく日常の
風景。スペースに所狭しと貼り付けられた彼女は食べたり、遊んだり、笑ったり。

びっしりと敷き詰められた「なえ」さんの写真を見るにつれ、彼女を知らないはずの私たちの中で彼女の人格形成が起こっていきます。しまいには愛着も湧いてしまったり。まるで自分が「なえ」さんと過ごしているような、知り合いのような気分になっていく。そんな自身の感覚の変化が楽しめる展示です。

黒澤 怜慈

ちいさいおじさん



「S」ブース:borollaro

40年以上前のフィルムカメラを使用して撮影したというborollaroさんの作品。
街角の人々や、物、建物、植物などを写した数十枚の写真からは、彼が興味を持ったもの、感じたこと、体験したことなどが伝わり、彼の行動の軌跡を辿っていくような感覚があります。写真を通して感じられる人間味に、親しみや安心感の沸く作品たちです。

スペース内では撮影した写真を使ったアクセサリー販売も。パッケージには使用された
写真とタイトルが書いてあったりと細かい演出にも注目です。



印刷素材やインクなどの違いはあれど、簡単にいわゆる「美しい」補正が効かない
フィルム写真は、それだけリアルな感覚や情景を映し出す可能性を持っています。
今回紹介した作家さんたちからは「日常」「小さな喜び」「既視感」「懐古的」といった
共通項が感じられました。そういった日々の生活の中から紡ぎ出される美にも改めて
触れられる展示です^^

展示は5/5(土)まで。印刷素材なども様々ですから、ぜひぜひ会場で実物をご覧
ください。

【使用スペース:EAST101】
DF STAFF ASUKA